Japanese | |
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Title | 1. 虚血と生化学的変化 |
Subtitle | 誌上シンポジウム 循環障害の生化学的モニタリング |
Authors | 小沢高将* |
Authors(kana) | |
Organization | *名古屋大学第2生化学 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 5 |
Number | 1 |
Page | 4-9 |
Year/Month | 1984/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 循環障害のモニタリングということに関しては, 当然モニターすべき対象となるものとそれを測定するシステムの両者が問題になる. 虚血に伴う臓器障害は多面的であり, モニターの対象となる物質の変化は数多くある. それぞれに対しいろいろな測定系が考えられている. その全部についてここで触れるのは出来ないのでここでは, われわれが最近研究している虚血によるミトコンドリア障害について紹介したい. 虚血によりミトコンドリアの機能が損われることは古くから知られた事実である. しかしこの障害がどういった機序で起こってくるかに関しては, まだ必ずしも十分解明されていない. われわれはここに2つの実験モデルを用い, 特に心筋ミトコンドリアが行っている脂肪酸の燃焼の障害からくる機能障害とミトコンドリアにおけるミトコンドリア膜自身の脂質代謝の変化の2つを紹介したい. 「1. ミトコンドリアの脂肪酸代謝の障害」心筋は主として脂肪酸をエネルギー源として燃焼している臓器である. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |