Japanese | |
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Title | 血圧を日常的に測定する生活 |
Subtitle | 随筆 |
Authors | 斎藤隆雄* |
Authors(kana) | |
Organization | *徳島大学医学部麻酔学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 5 |
Number | 1 |
Page | 106-106 |
Year/Month | 1984/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 50歳を越えて, そろそろ血圧を気にする年齢になった. 少し前までは年に1度職場での健康診断で血圧を測って貰うのがせいぜいであった. 腕にマンシェットを巻かれ, プカプカとしめつけられ, 医師が水銀マノメータを見つめながらコロトコフ音を聴く操作を2〜3度繰り返し, 時には何回か深呼吸をさせたりして「150/90です. 少し高いですね」などとお言葉を賜わるアレである. 高目と言われ, 気になって内科を受診した. 打聴診, 触診, 採血, 採尿, X線撮影, 心電図などの検査を型のごとく受けたが, 血圧測定では水銀マノメータと聴診器による測定を数回たんねんに繰り返しただけだった. この方法は熟練者が慎重に行う限り直接法による成績とよい相関があると言われる位だから, それ自身に不満はないし結構なことである. しかし, 測定した時点の値でしかないのも事実である. 内科外来等で医師に測定して貰った血圧は一定時間の安静後にもいわゆる随意血圧に近く, 患者が自宅で自ら測定した血圧は基礎血圧に近いという1). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |