Japanese | |
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Title | 血中薬物濃度自動分析装置-TDX- |
Subtitle | 機器紹介 |
Authors | 田中一彦*, 扇谷茂樹** |
Authors(kana) | |
Organization | *国立循環器病センターICU, **国立奈良病院研究検査科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 5 |
Number | 1 |
Page | 127-132 |
Year/Month | 1984/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 「I. はじめに」近年, 血中薬物濃度測定(Therapeutic Drug Monitoring, TDM)が注目されている. 理想的な薬物治療は個々の患者の病態に対応して最適な薬剤を選択し, 有効かつ安全に必要最少量を正確に投与することである. この適確な薬物治療の具現化にTDMはきわめて重要な意味をもつと考えられる. 今回, 操作が簡便性, 迅速性, さらに正確性に富み, 治療に直結するTDMのシステム化に現在もっとも有用と考えられる血中薬物濃度自動分析装置を紹介する. 「II. 測定原理1〜3)」競合的免疫反応に基づきRadioimmunoassay(RIA)法に近似する. RIAではアイソトープをトレーサーとするが, 本法では螢光物質を用い, 検出の特異性を高めるため螢光の偏光強度を測定する. 反応様式のモデルを図2に示す. 非標識薬物(血中薬物)が反応液中に存在しない場合, 抗体は螢光標識薬物のみと結合する(図2上). 反応液中に非標識薬物が含まれると, 標識および非標識薬物は抗体に対して競合的に反応する(図2下). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |