Japanese | |
---|---|
Title | Autoregulation |
Subtitle | 巻頭言 |
Authors | 広沢弘七郎* |
Authors(kana) | |
Organization | *東京女子医大心研 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 5 |
Number | 2 |
Page | 139-140 |
Year/Month | 1984/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 毎日, 忙しく沢山の患者さんたちを診ることばかりしていると文献を読む暇もない. それでも, 患者さんこそ医師のお手本とか, いろいろなことを考えさせられる. 人間のからだの中には実に微妙なfeed back機構が働らいていることは誰もが認める. そして, たいていの事が合目的的に理解できてしまうように思われる. 実際そうなのかもしれない. われわれは学生時代から, 循環に関係した自律神経反射について教わった. Jarisch-Bezold反射, 頸動脈洞反射, 大動脈弓反射, また, Bainbridge反射, 肺動脈主幹反射etc. さらに左房や肺静脈からも調節反射が出ている. これに末梢血管の関与, また体液性因子の関与を考えるとかなり複雑な機構になる. しかし, そのように入り組んだ反射・調節機構が綜合的に働らいた結果としてどのような結論が出るのかは誰も計算できない. それはそれ, これはこれという感じである. ドイツ語で“reinigendes Gewitter”ということばを使ってあるのを読んだことがある. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |