Japanese
Title中枢神経と肺水腫
Subtitle特別発言 特集 誌上シンポジウム/肺水腫
Authors椙田隆*, 河内文雄*, 山岸文雄*, 内藤隆*, 岡田修*, 広島健三*, 渡辺昌平*
Authors(kana)
Organization*千葉大学医学部肺癌研究施設内科
Journal循環制御
Volume5
Number2
Page174-178
Year/Month1984/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract「はじめに」中枢神経系の種々の障害に伴って, 時に難治性の肺水腫が発生することがあり, 神経原性肺水腫(Neurogenic pulmonary edema. 以下N.P.E.)と呼ばれている. 臨床的には, 頭部外傷1), 脳血管障害2), 脳腫瘍3)等に続発し, 通常, 心臓および肺臓に基礎疾患がなく, 中枢神経の障害の後に, 急激に肺水腫が発症するのが特微である. また実験的には, 動物の脳槽内にフィブリン4, 5)やベラトリン6)を注入したり, 頭部打撲7), 視床下部の電気的刺激8), 脳圧の急激な上昇9), 等によりひき起こされる. しかしながら, このような多彩な臨床的および実験的研究にもかかわらず, N.P.E.の発生のメカニズムは, 未だ十分には解明されていない. 現在までのところ, 視床下部の機能的ないし器質的な障害が, 交感神経の過緊張状態をひき起こし, 体循環系および肺循環系の血管収縮が生じる結果, 体循環系から肺循環系へと血液のシフトが起こり, 肺血管床の破壊, 透過性の亢進とあいまって, 肺水腫が発現するとされている10).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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