Japanese
Title高地肺水腫
Subtitle特別発言 特集 誌上シンポジウム/肺水腫
Authors小林俊夫*, 久保恵嗣*, 草間昌三*, 酒井秋男**
Authors(kana)
Organization*信州大学(医)第1内科, **信州大学(医)順応生理
Journal循環制御
Volume5
Number2
Page179-183
Year/Month1984/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract「はじめに」高地肺水腫(high altitude pulmonary edema, 以下HAPE)は, 登山人口の増加や近代的な交通手段の発達により高地へ急速に到達できるようになり希有な疾患とはいえず, 最近, 死亡例の報告もみられる. HAPEの発症には, 素因のほかに, 低酸素, 低圧, 低温, 運動負荷などの要因が考えられるが, その発症機序は未だ明らかでない. 本稿では, 自験例を含めて臨床像を呈示し, つづいて, 本症の発症機序に考察を加えた. 「1. 臨床像について」Hurtado(1937)1)がHAPEを報告して以来, 多数の発表があり, その臨床像は, ほぼ定まりつつある. それを要約すると, 以下の通りである. 罹患者の大部分は, 既往に心肺疾患のない強壮な若年者であり, 海抜2,700m以上の高地に移動後, 24〜72時間以内に発症する. この際, 急速に高地へ到達することが重要である. 運動負荷と寒冷暴露が発症を促す因子である. 本症の罹患者には素因があり, 同一人が繰り返しHAPEに発症することがある.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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