Japanese | |
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Title | 4. 脳出血急性期の麻酔 |
Subtitle | シンポジウム 脳外科手術の麻酔 第5回循環制御研究会記録 |
Authors | 斉藤春悦* |
Authors(kana) | |
Organization | *岩手県立中央病院麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 5 |
Number | 3 |
Page | 330-337 |
Year/Month | 1984/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 「はじめに」高血圧性脳出血は, 以前は内科的疾患として取り扱われてきたが, 診断技術(とくにCTの導入)や麻酔管理および手術方法の進歩, 術前術後管理の向上とともに, 最近は外科的治療が普及し, 麻酔科医のあいだにもなじみの深い疾患となっている. 本症の手術適応は, 第1に患者の意識状態および神経症状, CTなどの補助検査による血腫部位, 大きさ, 進展状態により, 第2は年齢や全身合併症などの因子により決定される. 本症の手術時期の決定は, 患者の予後を大きく左右する. 脳出血は発症後6時間前後で血腫が完成し, その後時間の経過とともに血腫周囲の脳循環障害, 脳実質の軟化壊死, 脳浮腫, 頭蓋内圧亢進などが進行する. 本症の予後を左右するのは, 血腫自体もさることながら, 脳浮腫, 2次的脳幹障害も重要である. したがって血腫除去や出血点の止血は, これらの2次的変化が発生する以前, すなわち発症後6時間以内に可及的早期に行われるべきである1, 2). 著者らは, 本症急性期患者の麻酔管理法やその問題点などについて自験例100例を検討したので報告する. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |