Japanese | |
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Title | 長期連用薬剤の循環器に及ぼす影響 |
Subtitle | 特集/誌上シンポジウム 長期連用薬剤の循環器に及ぼす影響 |
Authors | 国府達郎*, 浜田希臣* |
Authors(kana) | |
Organization | *愛媛大学医学部第2内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 6 |
Number | 1 |
Page | 11-18 |
Year/Month | 1985/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 「はじめに」循環器領域の薬剤は一般的に薬剤の有効域値が狭いものが多い. すなわち血中濃度が低ければ効果がなく, 逆に高過ぎれば重篤な副作用を発現する薬剤が多い. 更に循環器領域で取り扱われる疾患の多くが極めて長期の管理を必要とするものが多い. このため原疾患とは別個に長期連用薬剤による副作用のための障害が発現進行する可能性がある. 本来, 治療の目的は“Quality of life”を改善することにあり, ここで長期連用薬剤の副作用を考えることは意義あるものと思われる. 本稿では循環器領域で日常しばしば遭遇する疾患の治療薬の副作用につき概説する. 「I. 高血圧」この数年来高血圧の成因・病態について, 特に昇圧に関与している因子についての研究が著しい進歩を遂げてきた. それに伴いいくつかの新しい降圧剤も開発されてきている. 一般の降圧療法についてはすでにWHO専門委員会および米国合同委員会により推奨されている「Stepped care program(段階的治療法)」に準じて行えば, 大多数の症例で降圧という目的は達せられる. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |