Japanese
Title1. IABP施行下, 緊急A-C bypass術の麻酔
Subtitle特集-第6回循環制御研究会記録 I.シンポジウム 「心大血管合併症の患者の麻酔」
Authors木下勉*, 劒物修*, 高橋健二*, 源田正*, 上田光男*, 福田倫子*, 稲見浩三*, 田村京子*, 黒須吉夫*, 小山信弥**, 伊藤信行**, 田村進**, 小松寿**
Authors(kana)
Organization*東邦大学医学部麻酔科学教室, **東邦大学医学部第1外科学教室
Journal循環制御
Volume6
Number3
Page221-226
Year/Month1985/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract「はじめに」虚血性心疾患の外科的治療としての大動脈-冠状動脈バイパス術(A-C bypass術)は, 近年その治療成績の向上とともに手術適応が拡大され, 心筋虚血の急性期にも緊急手術が施行されるようになった. 緊急A-C bypass術では, いわゆる予定手術とは異なり, 冠血流量や心機能の改善及び安定化を待たずして手術に踏み切る事も多く, 麻酔管理上麻酔薬の選択, 血管作働薬の使用, 輸液管理, 大動脈内バルーンバンピング(IABP)の適応等, 種々の問題点が指摘されている. 今回, 我々は緊急A-C bypass術に術前よりIABP使用し, 良好な結果を得たので若干の考察を加え報告する. 「I. 対象」最近当施設で施行されたA-C bypass術96例中, 緊急手術は8例であった. 性別は男性5例, 女性3例, 年齢は40〜66歳で平均53.9歳であった. 冠状動脈造影中に心筋虚血を来たし, IABP施行45時間後, 手術が施行された1例(表1症例7)を除く残り7例は, 最近虚血性心疾患の治療として注目を浴びている.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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