Japanese
Titleトレンタール
Subtitle薬剤紹介
Authors後藤幸生*
Authors(kana)
Organization*福井医科大学麻酔学教室
Journal循環制御
Volume6
Number3
Page377-379
Year/Month1985/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract「概要」トレンタール(R)(ペントキシフィリン)は血液の流動性(Haemorheology)に着目して世界で最初に開発された薬剤であり, 図1に示すような構造式を有している. そして従来の血管拡張薬とは異なり, 血液成分就中赤血球の変形能を改善すること1)により微小循環領域での赤血球通過性を高め, よって組織への酸素供給を促進させようといういわゆる微小循環改善薬である. また一方では血小板凝集抑制作用も有しており, トレンタール(11〜17mg/kg, p.o.)とアスピリン(7mg/kg, p.o.)は同等の凝集抑制作用があるといわれている2). このような血球成分に対する作用に加え, 最近になって新たに血漿成分に対する作用も併せもつことが明らかになった. それは血漿フィブリノーゲン量に及ぼす作用であり3), 本剤は血液を構成する血球・血漿両成分に総合的に好影響を及ぼすという従来用いられていたいくつかの治療薬には認められていない特徴を有することがわかってきた. 「血液流動性に及ぼす作用」1)赤血球の変形能に及ぼす作用 赤血球の変形能(Deformability)はその最大径よりも狭い毛細血管を通過して微小循環領域の血流を維持するためには不可欠な性質である.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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