Japanese
Title循環の人工的制御の生体システム論的考察
Subtitle巻頭言
Authors堀原一*
Authors(kana)
Organization*筑波大学, 臨床医学系外科
Journal循環制御
Volume6
Number4
Page419-420
Year/Month1985/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract循環系は血液を拍出するポンプとしての心臓と導管としての血管, さらには物質交換の場としての毛細血管から成る, 主として力学的, 機械的あるいは物理化学的な系である. そのなかで, 血液循環の最も本質的な機能は主要臓器を含む全身組織へ酸素をはじめとする重要な物質を運搬供給し, 炭酸ガスをはじめとするいろいろの老廃物を全身組織から運搬排除し, 呼気にあるいは摂取した水とともに尿として排泄することである. そのために, 全生体に必要な酸素を供給するに足る動脈血を心拍出量として送血すべく, 心臓の収縮性と心拍数が調節され, 各臓器, 組織の酸素需要を満たすべく動脈系の各部位それぞれの緊張が調節され, 全心拍出量が適正に配分されるようになっている. また, 必要な心拍出量分を心臓にもどすため, 心房および拡張期心室の血液受け入れ容量と静脈系の緊張の調節によって, 静脈還流量が巧妙にバランスされている. このようなマクロ的な循環調節は, 目標を生体の酸素需要を満足することにおいて行われているのであるが, ミクロ的にみると, 酸素をはじめとする物質の交換の場である毛細血管における, 微小循環によって行われているということができる.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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