Japanese
Titleレニン・アンジオテンシン系
Subtitle特集 誌上シンポジウムペプタイド物質と循環
Authors荒川規矩男*
Authors(kana)
Organization*福岡大学医学部第2内科
Journal循環制御
Volume6
Number4
Page423-428
Year/Month1985/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract「1. レニン・アンジオテンシン発見のいきさつ」高血圧の原因臓器として腎臓は紀元前200年もの昔から気付かれてきたといわれる1). 論文としては1972年, ロンドンの優れた臨床医Brightが腎臓病と高血圧の関連性を指摘したのが, 始まりある2). その腎性昇圧原因物質の1つをレニンとして初めてとりあげたのはスウェーデンの基礎医学者TigerstedtとBergmanであった3). この2つの臨床と基礎の研究のつなぎ役をしたのが米国の病理学者Goldblattの実験高血圧犬作成の成功で, それは1934年のことである4). ここに至るまでには長い時間を要したがGoldblattの実験は, 俄かに腎性昇圧物質としてのレニンえの研究者達の熱い視線と情熱をさそい, ついに1940年にアンジオテンシンの発見となった. 実際にはPageらによるAngiotensin5), Braun MenendezらによるHypertension6)の発見と命名になったが, 後になって1958年に両発見者の合意によりhybrid nameとしての今日のAngio-Tensinに改名7)された.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】