Japanese | |
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Title | シンポジウム「ペプタイド物質と循環」モデレータのまとめ |
Subtitle | |
Authors | 山本亨* |
Authors(kana) | |
Organization | *日本大学医学部麻酔学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 6 |
Number | 4 |
Page | 465-466 |
Year/Month | 1985/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 以前に編集会議で高折編集委員の提案で「ペプタイド物質と循環」のテーマが出されこのシンポジウムのモデレータを仰せつかった時, 私は丁度, アミノ酸の集合から成った種々雑多な玩具の入ったオモチャ箱を渡されてよろしく頼むと言われた様な気がして, どこから手を着けるべきか迷った. それが本日の座談会までに次第に整理がついてきて, 特に司会者の鎮目教授と話した際「正常状態で血中に存在し, 正常人の循環のコントロールをしているペプタイド」と「異常状態(病的状態)になって初めて出現するペプタイド」との, とても実用的な分類が示されたので, 話は非常にはっきりしてきた. 正常の人が仰臥位から急に立ち上がったり静かな状態から急に全速で駆け出したりした時, 循環のホメオスターシスを維持する機構には, その反応速度や敏感度によっていくかの段階が考えられる. 秒単位で動いているのは神経系で, 分単位なのがやはりカテコラミン系であろう. そのほか, 副腎皮質のコルチコステロイドや各種のアミン類が働いている. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |