Japanese | |
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Title | ハロゲン化炭化水素系麻酔薬とカテコラミン |
Subtitle | 巻頭言 |
Authors | 高橋長雄 |
Authors(kana) | |
Organization | 札幌医科大学麻酔学講座 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 7 |
Number | 1 |
Page | 551-552 |
Year/Month | 1986/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御研究会 |
Abstract | 臨床医学のトレーニングのさい必須欠くべからざる重要事項を効果的に教えこむのに, 教条主義的(?)な短文で覚えこませる方法がある. この方法は若手医師の初期教育に安直によい効果をもたらすが, 問題点は, 格言のような形にできあがるその短文が, いかにも短いため, どうしても例外が沢山できることである. 臨床経験を積み重ねていくうちに, その例外を招く因子, それらと因果関係にある事象の解析, 因果の相関度などを勉強して, それらの「格言」に厚く肉付けしていくことがトレーニングを深める所似であることをよく納得させておくことが必要になる. 学会認定の専門医になり, かなりの年数が経ったのに, まだ教条的な格言の範囲の知識しかないということでは, この教育法の有害部分を露呈したことになる. また逆に, たとえば「ハロゲン化炭化水素系揮発麻酔薬による麻酔中, カテコラミンの併用は重篤な不整脈を招き, すこぶる危険である」という「格言」に対して, 自ら経験した少数の症例を盾に, とにかく「格言」に反対というネガティビスムスも困りものである. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |