Japanese
Title小児科の立場
Subtitle特集/誌上シンポジウム「ジギタリスは現在どれだけ用いられているか?」
Authors佐地勉, 松尾準雄
Authors(kana)
Organization東邦大学小児科学教室
Journal循環制御
Volume7
Number1
Page567-571
Year/Month1986/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstract小児科領域においても今だDigitalisは重要な役割を占めているが, 本稿では現時点での適応範囲, 問題点およびその有用性について述べる. 1. 一般的な使用目的 小児においても使用目的の基本は 1)心不全患児に対し心拍出量の増加を期待する場合 2)特に上室性の頻脈性不整脈に対する抗不整脈剤としての作用を期待する場合 の2つで成人領域と大きな差はない1). Digitalisの本質的な作用機序については心臓生理学的にも今だ不明な点が多く残されているが, その詳細は他の章を参照して頂き, ここでは種々の状態における臨床的効果と問題点につき検討を加えることとする. 2. 小児科領域で使用されるDigitalis 小児では即効性で, 排泄の早いDigoxinが1960年代から用いられており今日ではDigitoxinが用いられることは殆どない. Digoxinを用いることにより, 投与が不十分な場合や過量投与の場合にも, controlがし易い.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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