Japanese | |
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Title | 全循環充満平均圧(MCP)よりみた血管作動薬の作用 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 伊藤裕康, 長田紀淳, 広瀬功, 佐橋照親, 平川千里 |
Authors(kana) | |
Organization | 岐阜大学医学部第2内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 7 |
Number | 2 |
Page | 683-696 |
Year/Month | 1986/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | はじめに 当教室においては, 過去十数年にわたり, 開胸麻酔犬を用い, Guytonにより提唱された全循環充満平均圧(mean circulatory pressure, MCP)に対する薬剤の効果を検討し, 薬剤の“まるごと”のイヌ体容量血管に対する伸縮(MCPの上昇=体容量血管の収縮, MCPの低下=体容量血管の弛緩)の推定をおこなうとともに, MCP測定とほぼ同時に求めた右房圧と静脈還流量(=心拍出量)を用いて静脈還流曲線を描き, 薬剤の静脈還流曲線に対する変化(静脈還流量に対する作用の推定)を検討してきている. 今回, 本稿においては, Guytonにより提唱されたMCPの概念と静脈還流についての総説を略述するとともに, 当教室において検討されてきた「血管作動薬」の数剤について, MCPと静脈還流曲線に対する作用をまとめ記した. 1. 全循環充満平均圧(MCP)の概念と静脈還流について 成績を述べる前に, MCPの概念と静脈還流について著者らの一人である平川の「静脈還流の分析」なる総説(1968年)1)から一部を抜粋して, 以下にその大略を記したいと思う. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |