Japanese | |
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Title | 最近開発された抗不整脈薬 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 橋本敬太郎 |
Authors(kana) | |
Organization | 山梨医科大学薬理学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 7 |
Number | 2 |
Page | 711-718 |
Year/Month | 1986/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | はじめに 不整脈の治療を広い意味にとれば不整脈の発生を抑制する場合と不整脈を洞調律にもどす場合があり, さらに不整脈による循環状態を正常にもどすのが目的の場合もある. 今回とりあげる抗不整脈薬は, 発生している不整脈を正常調律にもどす目的に使われる薬物であり, 心筋の興奮に関与するイオンチャネルに対する作用で分類することにより, ある程度不整脈に対する適応症, すなわち上室性のものか心室性のものに有効かを知ることが出来る. 新しい薬物も従来の分類にあてはまるものなので, はじめに抗不整脈薬の分類に触れ, 次いで新しい抗不整脈薬と今後登場すると考えられる薬物について各論的にのべていく. I. 抗不整脈薬の分類 不整脈の薬物治療において, その発生機序に基づいた薬物の分類があれば, 薬物治療は理論的に安全かつ有効に行われるはずである. しかし薬物は心臓の異常部位だけでなく全身に分布し, 細胞の結合部位すなわち心筋細胞膜に存在する蛋白であるイオンチャネルのどれかに結合し, そのチャネルに選択的なイオンの通過(イオン電流)を変えると考えられる. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |