Japanese | |
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Title | 輸血用マイクロフィルター使用の適応 |
Subtitle | 講座 |
Authors | 高折益彦 |
Authors(kana) | |
Organization | 川崎医科大学麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 7 |
Number | 2 |
Page | 745-757 |
Year/Month | 1986/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | はじめに 1961年Swank1)は血液粘度を測定する目的でステンレススチール, 20μのメッシュにACD保存血を0.8ml/secの速度で通過させ, その時に生じる圧を測定した. すなわちscreen filtration pressureを測定した. その時, 彼はACD血の保存期間が長くなればなるほどこの圧が高くなり, あらかじめその血液をグラスウールで濾過しておいた場合はその圧が低下することをみとめた. そしてグラスウールの代りにorlon, dacron, nylon, kodel polyesterなどの綿状フィルターを用いても同様の効果がえられ, かつこれらのフィターに正常血液成分と異る微小異物が附着していることもみとめた. 同様の発見はKunzel2)によってもなされているが, 一般の関心は低く, 1969年にMoseley, Doty3)がSwank同様, 保存血中に無構造(amorphous)の微小異物が存在することを発表するまで注目を集めることはなかった. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |