Japanese | |
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Title | 2. 循環器外科における現況 |
Subtitle | 特集-第7回循環制御研究会記録-シンポジウム |
Authors | 井野隆史*, 遠田栄一** |
Authors(kana) | |
Organization | *三井記念病院循環器センター外科, **三井記念病院循環器センター中央検査部 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 7 |
Number | 3 |
Page | 841-845 |
Year/Month | 1986/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 最近の心臓外科の手術成績の向上はめざましいものがあり, 特に手術中の心筋保護法の進歩により手術後のLOS(low cardiac output syndrome)や重篤な不整脈は著しく減少し, 術後の循環管理は以前に比べて確かに楽になった1). しかし, 手術成績の向上に伴ない, 重症例, 高令者, 救急手術の症例が新たな手術適応となり, 術後の循環管理はより正確な病態把握と適切な対応が要求されるようになってきた. 今回, non-invasive cardiac monitoringとして術後循環管理に有益だと実感しているICUのモニターシステムと心臓超音波断層法, 特にベットサイドでとるポータブル心エコー断層法の有用性について述べたい. 1. ICUモニターシステムの進歩 ここ数年間の循環器系モニターの進歩としては, コンピューター導入によるICUモニターシステムの変貌が目立つ. まず, モニター可能なパラメーターが, 心電図, 動脈圧はもとよりPA圧, 体温, 呼吸数と増え, デジタルで表示されるようになった. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |