Japanese | |
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Title | スーフェンタニール |
Subtitle | 薬剤紹介 |
Authors | 仲田房蔵*, 劔物修** |
Authors(kana) | |
Organization | *北里大学病院救命救急センター, **北海道大学医学部麻酔学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 7 |
Number | 3 |
Page | 887-890 |
Year/Month | 1986/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | はじめに 冠動脈バイパス術や弁置換術などの開心術の麻酔は非侵襲的麻酔法が望まれ, Lowensteinらの大量モルヒネやStanleyらの大量フェンタニール麻酔が開発された. これらの麻酔法は心循環系の抑制が軽微であり, 麻酔導入, 手術侵襲などのストレスに対し交感神経緊張をもたらさないとされたが, その後の臨床研究で, (1)手術侵襲が強い場合には, 有害な交感神経緊張を阻止できない, (2)笑気, ジアゼパムを併用すると心機能が著明に抑制される, (3)術中の覚醒, (4)モルヒネのヒスタミン遊離, (5)フェンタニールの胸腹壁の筋硬直, (6)術後呼吸抑制など, 種々の合併症が報告された. これらの麻薬の臨床使用に対して疑問を投げ掛ける趨勢もあり, 新しい麻酔薬, 麻酔方法の開発が望まれている. スーフェンタニールはその一環として1974年に開発され, 1980年頃よりヨーロッパ, アメリカで臨床に使用されている合成麻薬である1). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |