Japanese
Title質問:脳神経外科手術後にみられる高血圧の原因とその対策について御教示下さい 札幌市M生 解答:脳神経外科手術後高血圧の原因と対策
Subtitle質疑応答
Authors並木昭義
Authors(kana)
Organization札幌医大麻酔科
Journal循環制御
Volume7
Number3
Page897-899
Year/Month1986/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractはじめに 脳外科手術症例において麻酔覚醒時期さらに術後の回復期の高血圧が問題になることがある. その発生頻度は疾患や手術の内容そして血圧上昇の程度によってことなるが20−70%と様々である. 著しい血圧上昇は術後出血や神経学的合併症の発生頻度を高めるだけでなく患者の予後を悪くする要因になる1) 1. 原因と病態 原因として疼痛, 抜管操作に伴う興奮, 高炭酸ガス血症, 低酸素血症, 過剰輸血輸液, 低体温に伴う悪寒戦慄などが考えられる2). また術前から高血圧のあった症例, 高血圧性脳出血症例, 頭部外傷で交感神経系が異常に亢進した症例, 脳幹部に手術操作が加わった症例などに発症しやすい. これらの症例において, 術中血圧上昇や頻脈などが生ずると, それらをコントロールすることが困難なことが多く, しかも覚醒時および術後までその影響が持続することがある. この異常な血圧上昇は頭蓋内圧(ICP)の上昇をきたし, 脳の血液や髄液の還流が障害され, 脳浮腫が発生し, それが脳組織に致命的な障害をもたらすことになる.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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