Japanese | |
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Title | 新しいinotropic agentsと心機能(アムリノン, アクトシンなど) |
Subtitle | 特集/誌上シンポジウム 心機能をめぐって |
Authors | 遠藤政夫 |
Authors(kana) | |
Organization | 山形大学医学部薬理 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 7 |
Number | 4 |
Page | 967-975 |
Year/Month | 1986/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | はじめに 心不全の薬物治療は, (1)ジギタリスやカテコールアミン類のような強心薬による心機能改善と, (2)心臓に対する負荷減少のため利尿薬および, (3)さらに積極的に負荷減少をめざす血管拡張療法より成る. カテコールアミン類は, (1)長期間投与により耐性が生じ易い, (2)注射薬としてのみ投与可能である(新しい強心薬のひとつのグループは経口投与可能なカテコールアミンである), (3)頻拍を伴う等の理由で長期間投与に適さない. そのため慢性うっ血性心不全の心機能改善のための強心薬としては二百年来ジギタリスが中心的に用いられて来ており, その間ジギタリスを凌駕する強心薬は現われていない. しかしながら, これは決してジギタリスが理想的な心不全治療薬であるということを意味しているわけではなく, その安全域の狭さと催不整脈作用をはじめ種々の副作用のためジギタリスはもっとも使用の難しい薬物のひとつとなっている1). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |