Japanese | |
---|---|
Title | Cardioplegiaの現況 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 酒井圭輔, 田辺達三 |
Authors(kana) | |
Organization | 北海道大学医学部第二外科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 7 |
Number | 4 |
Page | 1047-1056 |
Year/Month | 1986/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | はじめに 人工心肺使用下に行うほとんどの開心術では, 現在各種薬物を含む心停止液(cardioplegic solution)を用いた心冷却潅流法(hypothermic chemical cardioplegia)が術中心筋保護のため広く用いられている. 特にここ数年間のcardioplegiaの研究は盛んで, その進歩は著しく, 心臓手術成績の向上に貢献してきた. そこで, 本文ではこれまでの教室でのcardioplegiaの研究成果と内外の文献を中心にその現況と問題点につき概説を試みた. Cardioplegiaの歴史的背景 Melroseら(1955年)によりcardioplegiaが臨床に導入され, cold, hypertonic, pH7.8のpotassium citrate bloodの使用が提唱された. しかし, original Melrose液を用いた臨床成績は不安定で, その後20年間これは用いられなかった1). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |