Abstract | 座長 引き続きまして, 2番目に急性呼吸不全と肺循環障害に関しまして, 天羽先生にお願いしたいと思います. 天羽先生は, 昭和33年東京医科歯科大学を卒業され, ニューヨークに留学されております. それから医科歯科大学の助教授を経て, 横浜市大の麻酔科の教授に昭和45年になっておられます. 昭和54年には東北大学の麻酔科の教授になられまして, 昨年の秋, 11月, 東京医科歯科大学の教授としてこの地区に戻られたわけでございます. ご承知のように呼吸不全の病態生理とか, 人工呼吸のことに関して非常に詳しい学問をお持ちでございます. それでは, 天羽先生お願いいたします. 天羽 ご紹介いただきました天羽でございます. 私は, 呼吸不全のことはずっと長くやっておりましたが, 肺循環の問題は専門にやっているわけではございません. したがって, ここでまとまったお話ができるかどうかはなはだ自信がありません. ただ, 昨年の年末に事情があってまた東京に戻ってきたときに, 今そこに座っておられる慶応の長野教授と日大の山本亨教授から, せっかく東京に戻ってきたんだから, ぜひこの会で話すようにと強く言われまして, それでこの話を引受けたわけでありますが, どうも余り自信がありません. |