Japanese
TitleMicroelectrode法とSuction Electrode法の長所と短所について
Subtitle質疑応答
Authors宗像一雄, 後藤正道, 井野威, 新博次
Authors(kana)
Organization日本医科大学第一内科
Journal循環制御
Volume8
Number1
Page133-136
Year/Month1987/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract神経, 心筋細胞等の興奮性細胞(exitable cell)は, 細胞内外の電解質の出入により電気的現象, 活動電位(Action Potential, 以下AP)を起こす. 心臓において, APは一方では興奮伝導という立場からまた他方では興奮収縮関連という立場から研究の対象となってきたが, これを記録するためにいろいろな方法が考案されてきている. 現在の手法の中で最も正確に電気現象を記録する方法は, Glass Microelectrode法(以下GME法)である. しかしGME法が考案される以前より, 心筋の電気現象の研究は心筋細胞を障害させその部位に電極を当てる方法によってなされてきた. Suction Electrode法(以下SE法)は, この方法の一つである. GME法およびSE法により記録されるAPは, それぞれの原理が違うため, 類似点も多いが相異点もあり, 研究対象や研究目的により何れの方法が適しているか考慮する必要がある. 1)Glass Microelectrode法 GME法については, グラス電極の作製方法はじめ必要な器具等も成書に記載されておりほぼ確立している.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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