Japanese
TitleShockとFree Radical Damage
Subtitle巻頭言
Authors三宅有
Authors(kana)
Organization東京医科大学麻酔学教室
Journal循環制御
Volume8
Number2
Page151-152
Year/Month1987/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract本年2月1日, 肌を刺す大寒の寒い日であった. 我が国で最も古いとされる大和の国・大神神社に, 学会の無事平安を祈願した. 古来より神の鎮まりますお山といわれ, 本殿を設けず, 拝殿の奥にある三っ鳥居を通して, ご神体であるお山を拝するのである. 即ち, 原初の神祀りの様式を今に伝えている. この時, 元元本本ゲンゲンホンホン, ハジメをモトとしモトをモトとする, という言葉を教えられた. 元元・本本ともに根本という意義を有するが, 物事の根源を常に忘れることなく, 大切に, 守り努めるということである. 我が国の麻酔学の発展経過を顧みる時, 戦後欧米に立ち遅れた時代から, 先人の多くの苦闘により, 極めて短期間に先進国のレベルに追いつくことができた. さらに, 今日では手術部における麻酔は麻酔学の仕事領域の一端となり, 集中治療学, 蘇生学, 救命学, 柊痛学など広汎な領域に展開され, 目覚ましい発展を遂げている. しかし, その反面, 本来の学問の基盤がどうなっているのか, 少々, 気懸りとなるところである.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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