Japanese
Title静脈コンプライアンス
Subtitle総説
Authors森本武利*, 田中義文**
Authors(kana)
Organization*京都府立医科大学第一生理学教室, **京都府立医科大学麻酔科学教室
Journal循環制御
Volume8
Number2
Page193-200
Year/Month1987/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract循環系は心臓, 動脈系, 毛細血管系, および静脈系からなり, その機能は心臓のポンプ作用, 動脈系の圧−流量関係, 交換血管としての毛細血管の作用および静脈系の容量−圧関係に大別することが出来る. しかし静脈系の容量による循環調節に関しては, その重要性にもかかわらず前3者に比して研究がすくない. 静脈系の機能は, 末梢の血液を心臓へ運ぶに止まらず, 容量血管と呼ばれるごとく, 循環血液量のほぼ80%を蓄えている. 静脈系コンプライアンスの変化は, その貯留量を変化させ, また心臓への還流量を変化させることにより, 心拍出量を調節する. また静脈コンプライアンスは細胞外液の脈管内外における分布の決定因子としても重要な働きを持っている. さらに静脈系のコンプライアンスは, 血液量と共に中心静脈圧の決定因子であって, 中心静脈圧の変化は体液調節系, すなわち口渇およびADHによる体液調節系への入力としても重要である. 本文では, 静脈コンプライアンスに関する各種の概念, 測定法, コンプライアンスの変化とその生理機能について検討したい.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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