Japanese
Title動脈のコンプライアンス―ヘモダイナミックスとレオロジー―
Subtitle総説
Authors福嶋孝義, 本間達二
Authors(kana)
Organization信州大学心脈管病研究施設病態解析部門
Journal循環制御
Volume8
Number2
Page201-209
Year/Month1987/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract心臓の収縮弛緩に伴って, 左心室から血液が律動的に駆出される結果, 動脈には波動としての圧力脈波と流量脈波が生ずる. この圧力と流量の関係は, 動脈の流体力学的な抵抗と弾性力学的抵抗によって定まっている1〜5). 前者は血液の粘性と質量, そして動脈の大きさで決定され, 後者は動脈壁コンプライアンスあるいは粘弾性に関係している. Kenner(1972)3)が, 自身の総説の中で述べているように, 動脈系のこうした力学的現象を理解するためには, そのために導入されているモデル化の概念を理解しなければならない. 本稿では, Windkesselモデルで定義される容積コンプライアンス, すなわち動脈系が総体として機能するときの弾性的な性質と, 動脈局所の脈波伝播速度そして壁の伸展特性などについて概説する. 1. 四要素集中定数モデルと容積コンプライアンス 心臓から吐き出された血液は, 一時的に動脈に貯えられ, 一定の様式で末梢へ送り出される. こうして血液の拍動的な流れは平滑化されるが, 動脈弾性に帰されるこの作用を2つのパラメータで表現したのが, Windkessel理論である5, 6).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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