Japanese
TitleNitrogrycerinテープ
Subtitle薬剤紹介
Authors伊東春樹, 谷口興一
Authors(kana)
Organization東京医科歯科大学医学部第二内科
Journal循環制御
Volume8
Number2
Page301-304
Year/Month1987/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractはじめに 硝酸薬の歴史は古く100年以上前に遡る. 1826年にBralardによって合成されたamylnitriteは, 1867年 Bruntonが狭心症に瀉血が有効なことにヒントを得て, 始めて狭心症に応用した. 代表的硝酸薬であるnitroglycerinは1846年Sobreroによって合成され, 1876年有名なNobelにより工業目的に使用されたが, 狭心症治療に用いられるようになったのはMurrell(1879)に始まる1). それ以後, 硝酸化合物は狭心症の特効薬として汎用されたが, その薬理学的研究はKrantzらがNO2が作用基であることをつきとめた1950年頃から始まり2), isosorbide dinitrate(ISDN)が合成された. このように硝酸薬は非常に古い歴史を持つ薬物であるが, 現在でもnitroglycerinとisosorbide dinitrateは狭心発作に対する第一選択の薬剤として多用されている. 最近, 従来からあった舌下錠や経口薬に加えて, 軟膏・貼付薬・徐放剤・静注薬など新しい剤型が開発され, 投与法も多様化してきた.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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