Japanese
Title経食道心エコー図装置
Subtitle機器紹介
Authors別府慎太郎
Authors(kana)
Organization国立循環器病センター研究所心臓動態研究室
Journal循環制御
Volume8
Number2
Page305-306
Year/Month1987/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract心エコー図法は, 非侵襲的に心臓の形態, 動態を診断する検査法として最も優れている. しかし超音波を用いるために胸骨, 肋骨さらには肺の空気に障害される部分は十分な像が得られないため, 右側心臓部分や大血管の異常は診断し難い. さらには開心術直後のごとく手術効果や血行動態の情報がベッドサイドで至急必要な際にも, 通常の前胸壁からのアプローチでは探触子の操作部位が手術創部に近接し, 記録が不可能ということも少なくない. これらの障害に対し, 従来から経食道心エコー図法の有用性が報告されてきた. これは超音波発振子を胃カメラなどのファイバー先端に装着し, それを食道内に挿入することにより心臓を背面から観察しようとするものである. 当初はMモード法のみのものが, さらに断層法として機械式走査型や電子式線形走査型が開発されたが, 操作性の悪さ, 超音波ビームの同定の困難さなどにより普及するには至らなかった.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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