Abstract | 米国における麻酔科領域でのコンピュータ応用に関する研究会の組織は小生の知る限り4つがある. いずれも1981年度前後からスタートしたもので順不同に挙げると, 1)Hewlett Packard社のコンピュータシステムである PDMS(patient data management system)のユーザズ・クラブから発生したSociety of Clinical Data Managementが開催する会, 2)TySmith(サンジェゴ)とPrakash(ロッテルダム)が主催するInternational Symposium in Monitoring and Computing, 3)オハイオ大学が主催するMedical Technology Conference, 4)バンダービルト大学が主催するComputing in anesthesia. 2)の会が1年半毎に開催するのに対して(米国とオランダで交互に), 1), 3), 4)の会は米国内において毎年開催されている. 今回, 小生が出席したのは4)の会であって, これは米国麻酔学会(ASA meeting)に相前後して毎年開催される. 会の名称が示すように取り上げるテーマは麻酔科的なものである点が特徴である. |