Japanese
Title指示薬稀釈法―混合度と血流動態の関連―
Subtitle講座
Authors谷口興一
Authors(kana)
Organization東京医科歯科大学第2内科
Journal循環制御
Volume9
Number1
Page131-138
Year/Month1988/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract1. 緒言 臨床医学における指示薬希釈法indicator dilution methodは, 流血中に指示薬を注入し, 指示薬が血流によって稀釈されていく過程を記録することにより, 血流量, 循環時間, 血液量, 短絡量, および逆流量などを定性的ないしは定量的に算定する方法である. 本法の端緒は1893年Stewart1)2)の実験に基づいた心拍出量測定法に始まるが, 欠陥や不備が窺われる不完全なものであった. その後, 1929年Kinsman3), 1928年Hamiltonら4)5)の研究により完成され, Stewart−Hamilton法と呼ばれ, 60年を経過した今日でも重要な心拍出量測定法として広く繁用されている. しかしながら, 近年, コンピュータの普及に伴い簡単にデータが示されるようになったため, 指示薬稀釈法の原理, 定義, 成立条件, および理論を全く知らず, コンピュータに示されたデータが正しいか否かを検討することもなく安易に臨床に応用されている姿をみると, コンピュータのもたらした害毒を反省せざるを得ない. 指示薬稀釈法の原理の成立条件を列記すると下記のように要約される.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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