| Japanese | |
|---|---|
| Title | 高速CT |
| Subtitle | 機器紹介 |
| Authors | 内藤博昭 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 国立循環器病センター放射線診療部 |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 9 |
| Number | 1 |
| Page | 143-145 |
| Year/Month | 1988/ |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御医学会 |
| Abstract | 1. X線CTの高速化 技術的に完成品に近いX線CTに大きな改善の余地があるとすれば, それは“速さ”の獲得であろう. 現在の一般的CT装置のスキャン時間は2〜10秒で画像も1分間に数枚しか得られないため, 例えば心臓の動きや血流状態を通常のCT画像からは評価できない. そこで, スキャン時間を短縮し, かつ連続的なスキャンを行うCT高速化の動きが出現し, 従来の装置の改良と, 全く新しい超高速CTの開発の2方向から研究が進められている. 前者ではニューテート/ローテート方式の第四世代のシステムを用いた東芝製の装置(TCT 900S)が最先端を行くもので, スキャン時間は最短600msec, 数十秒間の連続的なスキャンが可能である. このため, 呼吸や腸管の動きによる画像のアーティファクトはほぼ消失し, ヨード造影剤を併用して大血管や臓器の血流状態を評価するダイナミックスキャンの装置としても満足できる性能を持つが, 依然として心臓の動きの観察は不可能である. |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | |