Japanese
Title濃赤希釈輸血法における代用血漿の見直し―血液レオロジー面から―
Subtitle第9回 日本循環制御医学会記録〔I〕 シンポジウム「輸血, 輸液をめぐる問題」 特集
Authors後藤幸生
Authors(kana)
Organization福井医科大学麻酔科
Journal循環制御
Volume9
Number3
Page301-306
Year/Month1988/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractはじめに 成分輸血の普及に伴う新鮮凍結血漿(FFP)の使用量の増加は, 輸血用血液の需給体系に大きな影響がみられ, このため厚生省から血液製剤の適正使用のためのガイドラインが示されるようになった. そして全血の入手難のため濃厚赤血球液(CRC)とFFPを併用使用することがあるが, これがガイドラインでいましめられている. それはCRCにも血漿が含まれており, FFPと併用すれば, 別の輸血単位数が増すだけ輸血後肝炎などの発生危険率が増加するわけで, その意味で術中など症例によっては全血輸血の方が望ましい1)といったむしろ逆行する様な問題点を抱えている. 今日供給されるCRCの利点は輸血全量が少なく, 循環に負担を与えないで貧血を改善しうる上, 血漿成分が僅かなため抗原抗体反応による副作用も少ない点が挙げられている. しかし術中失血に対してはそれ単独では循環血液量としては不十分であり, 何よりも粘稠性が高いため急速に輸注し難く, また輸血されると血液粘度上昇のため末梢循環を悪化させる欠点がある.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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