Japanese
Title最近の輸液・輸血をめぐる諸問題―その循環制御への貢献―
Subtitle第9回 日本循環制御医学会記録〔I〕 シンポジウム「輸血, 輸液をめぐる問題」 特集
Authors高折益彦
Authors(kana)
Organization川崎医科大学麻酔科
Journal循環制御
Volume9
Number3
Page311-313
Year/Month1988/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractわれわれの循環系は細胞活動に必要なエネルギーとそれに必要な物質を必要, かつ十分に身体各部に供給するかという目的のために発達した. 多節構造では呼吸, 代謝, 排泄機構がそれぞれ身体各分節に分布していたが, それらの個々の機能活動は緩徐であり, 非能率的であり, それ以上の高等活動を行う器官を修容すべきスペースも占拠していた. したがって生物個体全体としてより高度の活動ができなかった. しかし原始的な血液(hemolymph)がまず出現し, つづいて脈管系が発達するに至って身体全体を統合して機能的な循環系が発達して来た. したがって循環系の機能の根底は脈管よりはむしろ血液にある. むろん進歩した個体での血液の生理学的意義については単なる酸素, 代謝物質の運搬体にとどまっていない. たとえば免疫機能的役割など進歩した血液機能の一面と評価されよう. 現今, われわれが“血液”というものを想像するとすれば, まず第一に赤血球に代表される血球が目に浮かぶのが一般的であろうが, 循環機能の本質から考えてみればむしろ血漿, すなわち体液, 水がその主体であることに思い至るであろう.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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