Japanese
Title経食道心エコー法の術中応用について教えて下さい
Subtitle質疑応答
Authors古家仁
Authors(kana)
Organization奈良県立医科大学麻酔学教室
Journal循環制御
Volume9
Number3
Page389-390
Year/Month1988/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractはじめに 最近肝臓等の腹部手術や脳外科の手術中にエコーを利用して腫瘍の位置を確認しながら手術を行う機会が増してきている. 麻酔科領域で手術中のモニターとして心エコー法を応用する試みは, 約10年前より行なわれているが1), 心電図やパルスオキシメーターのように広く術中モニターとして用いられるには未だ至っていない. その理由としては, まず装置が高価で大型であること, 専属の熟練した測定者が必要なことなどに加えて, 胸壁からのエコーを手術中に行う場合は, 人工呼吸中のため肺の空気が障害になり像が鮮明に見えないことがあり, また術野が上腹部や胸部の場合充分に探触子を動かすことができないなどが挙げられる. 後二者の障害に対して, 探触子を経食道的に心臓の後方からアプローチする方法(経食道心エコー法Transesophageal echocardiography TEE)が開発され利用されている. エコーには周知の如く大きく分けて, Mモード法, 断層法の2つがある.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】