Japanese | |
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Title | 血管病の重要性 |
Subtitle | 巻頭言 |
Authors | 阪口周吉 |
Authors(kana) | |
Organization | 浜松医科大学 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 9 |
Number | 4 |
Page | 433-434 |
Year/Month | 1988/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 本誌の編集に何らかの力を貸すようにとの御依頼をうけ, 小生にとっては甚だ名誉な御選択であると喜んでお引受けしたが, よく考えてみると“循環制御”と小生の専門とする“末梢循環障害”とは, 言葉は似ていてもかなり内容が異なるものである. どのような仕事が与えられるにせよ, 困った事態にならなければよいがと案じていたら, 始めての仕事がこの巻頭言の執筆で, たちまちそのテーマの選択に頭を悩ませることになった. 結局知らないことは書きようがないので, この際は我田引水をきめこんで, 末梢循環の問題をとり上げ, とも角その責を果たすことにした次第である. 最近の医学界の話題は何といっても臓器移植とそれにからむ脳死などの問題であるが, しかし依然として国民死亡率の第一位を占めるガンに対する関心は高い. これを撲滅することはわが国のみならず, 全人類の悲願であり, これに向って多くの医学者が努力を傾注している. 元来科学研究などにほとんど金を注ぎ込まない主義のわが日本国政府も, さすがにこれだけは支援の態勢をとり, 最近では巨額(?)の研究費がガン関連の研究に投じられている. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |