Japanese
Title低血圧麻酔時の内臓血流再分布と全血管容量の変化
Subtitleシンポジウム「麻酔と肝・腎循環」 特集
Authors外須美夫
Authors(kana)
Organization九州大学医学部麻酔科
Journal循環制御
Volume9
Number4
Page443-447
Year/Month1988/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractはじめに 血管拡張薬は手術中の出血量の減少を目的として低血圧麻酔に用いられると共に, 心臓に対する前負荷あるいは後負荷の軽減を目的として心不全の治療にも広く用いられている. しかし, 各種の血管拡張薬は作用機序や作用部位がそれぞれ異なっているので, 患者の病態や使用目的に応じて使い分ける必要がある. ここでは, 3種の血管拡張薬sodium nitroprusside(SNP), nitroglycerin(NTG) adenosine triphosphate(ATP)を用いた低血圧麻酔時の体内血流分布の変化, とりわけ内臓循環と非内臓循環における血流再分布と, その血流再分布によって起こる静脈還流の変化について述べる. 更に, SNP, NTG, ATPによる低血圧麻酔時の血管容量変化の相違について述べる. 2並列循環回路モデルを用いての検討 Caldiniら1)はエピネフリンによる静脈還流変化の検討を行い, 体循環は静脈還流に対する時定数(time constant for venous return)の異なる2つのコンパートメントに大別できると報告した.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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