Japanese | |
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Title | 弁疾患と呼吸機能について教えて下さい |
Subtitle | 質疑応答 |
Authors | 高原善治 |
Authors(kana) | |
Organization | 千葉県立心肺センター鶴舞病院心臓血管外科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 9 |
Number | 4 |
Page | 555-557 |
Year/Month | 1988/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | はじめに 弁疾患における呼吸機能に対する影響は, (1)肺胞と肺毛細血管におけるガス交換に対する影響, (2)換気に対する影響, (3)肺循環に対する影響, の面から論じられている1). 肺胞と肺毛細血管におけるガス交換に対する影響は, 弁疾患により左房圧上昇が生じ, この為肺毛細血管圧の上昇をきたし肺間質の浮腫を生じることによるもので, 特に心機能が代償不全に陥った時に重篤となる. 換気に対する影響は, 弁疾患の治療, 特に手術治療上大きな問題となることがあり, 今回はこれを中心に述べてみる. 換気障害の原因 1)肺活量の低下 重症弁膜症になると肺活量の低下をきたしてくる. これはまず肺うっ血に伴い肺毛細血管血液量の増加や肺毛細血管圧上昇による肺間質の肥厚が生じるからである. 一方肝腫大, 胸水貯留及び心拡大により肺実質が圧迫されることも影響する. 2)肺コンプライアンスの低下 弁疾患において肺高血圧症を合併してくると肺実質組織の硬化がおこり, これが肺コンプライアンスの低下となっている. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |