Japanese
TitleDICと血小板
Subtitle誌上シンポジウム:DICの病態生理からみた治療 特集
Authors池田康夫
Authors(kana)
Organization慶応義塾大学医学部輸血センター
Journal循環制御
Volume10
Number1
Page15-19
Year/Month1989/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
AbstractDICの病態は, 何らかの原因により, 血管内で血液凝固亢進状態がもたらされた結果, 全身の, 主として細小血管内に血栓が多発し, 多臓器障害が起こり, 同時に血栓形成過程で血小板, 凝固因子が消費された結果, 血小板減少, 凝固因子低下に起因する出血傾向が発現するという複雑な病態である. 更に血管内に生じた血栓に対して, 線溶活性が起こり, プラスミンの作用により, フィブリンは速やかに溶解されてfibrin degradation product(FDP)を生ずる. これらの複雑な, しかも動的病態に於て, 血小板がどのような役割を演じているかについて以下述べてみたい. DICは血液凝固の活性化が主役をなすことに異論はないが, そこで重要な役割を演じているトロンビン, プラスミンは血小板機能に密接な関係を有して居り, DICの病態への血小板の関与は少なくないと考えられる. 1. DICに於ける血小板動態 DICはいろいろな基礎疾患の上に発病する症候群であり, その病態は基礎疾患により大きく左右される. 基礎疾患のうち, 内科系疾患(白血病, 悪性腫瘍など)では, 疾患自体が血小板動態に大きな影響を及ぼしていることも多く, その場合, DICとの係わりを明らかにすることが容易でないことも多い.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】