Japanese
Title第13回国際心臓研究学会(XIII Congress of the International Society for Heart Research)
Subtitle関連学界印象記
Authors安孫子保*
Authors(kana)
Organization*旭川医科大学薬理学教室
Journal循環制御
Volume10
Number2
Page321-322
Year/Month1989/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract上記の学会は今年(1989)の5月14-18日の5日間, ミシガン大学医学部薬理学教室のProf.Lucchesiのもとで行われた. 会場はミシガン大学のアナーバーキャンパスにある校舎や同窓会館であった. 講演のための多くの部屋は, 天井がべらぼうに高くて, 横幅や奥行きが長く, 椅子が大きいので, 話す方も聴く方もゆっくりとした気分になれた. 戸外では, 夏休みに入って一息ついた男女の大学生がローンの上で悠々とねころんで日光を全身に浴びている. まさにアメリカという国の豊かさと自由さを感ぜざるを得なかった. さて, この学会の性格について少し述べる必要があろう. この学会のメンバーは臨床, 基礎を問わず, 基礎的な心臓研究をする研究者から成っている. J.Molec.Cell.Cardiol.という機関誌を出版している. 現在の会長はオーストラリアのProf.W.G,Naylerである. 国際集会は3年ごとに行われており, 次は日本で1992年に行われる. 今回の学会に参加したのは約900人で, 世界の殆どあらゆる国から参加した. まず初日の午前9時から午後5時まで, 『分子遺伝学とイオンチャネルの発現』と題する特別シンポジウムが行われた. この種の話は日本でも聴くことが多いせいか, 期待したほどの新鮮さは感じられなかったようである.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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