Japanese
Title脳死状態における循環管理
Subtitle巻頭言
Authors村上誠一*
Authors(kana)
Organization*金沢大学医学部麻酔学教室
Journal循環制御
Volume10
Number3
Page345-347
Year/Month1989/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract昨年6月30日, 窒息による無酸素性脳症の5才児が金沢大学医学部附属病院救急部に搬入されてきた. 来院時の意識レベルはIII-200で, 疼痛刺激に対し除脳強直位を呈した. 浅速呼吸はみられたが, 著しいPaO2の低下とPaCO2の上昇があったため直ちに集中治療部に収容, 動・静脈ラインを確保の上2/3生食水で輸液を行いながらパンクロニウムとディアゼパムの投無下にFIO2 1.0, 換気回数20/分および分時換気量3.5lの条件で人工呼吸を開始した. また, 脳浮腫と感染防止の目的でグリセオール(R), 副腎皮質ホルモンおよび抗生物質の投与も始めた. 第2病日の7月1日には, 脳蘇生の目的で高圧酸素療法(OHP)を開始. この時点では, EEG上, 高振幅のδ波が認められた. 第3病日に測定された聴性脳幹誘発反応(ABR)では, 潜時の延長はあるものの第5波が認められ, その振幅はほぼ正常であった. 第4病日に施行したCT所見は高度の脳浮腫像を示していたため, この日よりバルビタール療法も開始したが, 第5病日の午前2時すぎに突然収縮期血圧が220mmHgに上昇するとともに脈拍も170/分の頻脈となり, テント切痕ヘルニア形成が推定された.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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