| Abstract | 第11回Society of Cardiovascular Anesthesiologists(SCA)総会が, 米国シアトル市のシェラトンホテルおよびコンベンション・センターを会場として開催された. SCAは, ASAの関連学会の一つで毎年開催されている. 会期は1989年4月16日〜19日の4日間で, 丁度第36回日本麻酔学会の直後であり, 日程上かなり厳しいものがあった. 今回, 筆者は初参加であり, 見るもの聞くもの全て真新しさを禁じ得なかった. プログラムは, パネル・ディスカッション10, 口演48, ポスター・ディスカッション2, ポスター演題129で, 4会場を使って行われたが, 国内の学会とは発表形式がかなり異なっており, とくにポスター演題は, 他の演題の空き時間(コーヒー・ブレイクおよび昼食時)にあてられ, 司会者もつかず, 一日3回限られた時間に自分のポスター発表の傍にいて, 質問に答えるというものであった. また, はっきりとした教育講演がなく, パネル・ディスカッションがそれに相当するように思われた. 口演の数も国内学会に比べ非常に少なく, ポスターでじっくり見てもらう意図と感じられた. 第1日目は, 登録とOptional Workshop(個々に登録が必要)のみで, 実際の開会式は, 第2日目午前8時から行われた. 筆者は第2日目のポスター発表だったので, 他の会場には殆ど行かず, 参加者はそれほど多いとは感じなかったのは, 自分の演題が心臓血管麻酔とは直接関係のないものであったせいではなかったかとも思った. |
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