Japanese
TitleCABG・弁置換患者の一般外科手術の問題点 -外科医の立場から-
Subtitle特集
Authors遠藤真弘*, 小柳仁*, 上塚芳郎**, 田中直秀**
Authors(kana)
Organization*東京女子医大日本心臓血圧研究所循環器外科, **東京女子医大日本心臓血圧研究所循環器内科
Journal循環制御
Volume10
Number4
Page545-549
Year/Month1989/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「I 緒言」日本心臓血圧研究所では心臓・大血管の手術を2万例施行してきた. この内, 弁膜症に対する手術は7,500例(非直視下交連切開術4,000例, 直視下交連切開術1,000例, 弁置換術2,500例)である. 虚血性心疾患に対する手術は1,200例である. 一方, 我国全体では昭和61年の心・大血管手術は先天性疾患8,442例, 後天性心疾患9,898例(弁膜症4,982, 虚血性心疾患4,555, その他357), 胸部大動脈瘤1,163例, 以上の総計は19,503例であり, これに加えてペースメーカーは5,090例である. 以上のごとく, 多くの心・大血管手術症例が, 他の手術を受ける機会が当然ながら多くなりつつあり, 術前の評価, 麻酔, 手術等に関する諸問題が台頭してきた. 本稿ではCABG・弁置換患者の一般手術, 妊娠等について検討し, 二三の興味ある知見を得たので報告する. 「II CABG・弁置換患者の一般手術の種類」大きく分類するとminor surgery, major surgeryそして手術と異なるが妊娠・分娩とがある. minon surgeryには抜菌, 小外傷, 光凝固(眼科), 耳鼻科, 携行型腹膜潅流(CAPD)等がある. major surgeryには消化器手術, 乳房手術等の一般外科, 脳外科, 産婦人科, 泌尿器科, 整形外科領域の手術等がある.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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