Japanese
Title携帯型自動血圧測定器
Subtitle機器紹介
Authors富田公夫*
Authors(kana)
Organization*東京医科歯科大学第2内科
Journal循環制御
Volume10
Number4
Page698-700
Year/Month1989/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」血圧は, 立位, 運動, ストレスなどにより容易に変動し, また昼と夜でも血圧に差が認められる. 医師は病院に受診した患者のある一点での血圧により降圧薬を処方してきたが家庭血圧の測定の普及や, 携帯型自動血圧測定器の開発により, 一日の血圧の変動を知ることができ高血圧の管理の上で新しい時代を迎えたと言える1)2). 最近になりますます改良され, 軽量化に加え精度も増してきている. 本稿では, 日本で発売されている携帯型自動血圧測定器について概略を述べたい. 「原理」非観血的に動脈圧を自動的に測定するものであり, カフの加圧方法として, 内臓されたバッテリーもしくは電池をエネルギー源としてポンプを作動させる型と, CO2ガスボンベを使用し, ガス圧によりカフ圧を上昇させる方法とがある. CO2ガスボンベ方式は, ガス1本でおよそ50回の血圧測定が可能であり, 30分に1回の測定であれば24時間ガスボンベの交換をせずに測定可能である. しかし, 血圧の測定がうまく行なわれずエラーとなった場合にはすぐに再測定をするようにプログラミングしてあるので測定回数が増す. このため1本のガスボンベでは24時間連続測定ができない場合があり, 新しいガスボンベと交換する必要が生じることもある.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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