Japanese
Title「循環制御」誌上シンポジウム 細菌性ショックを考える
Subtitle討論
Authors石山賢*1, 今井孝祐*2, 小山省三*3, 戸塚守夫*4, 平澤博之*5, 小川龍*6, 岡田和夫*7
Authors(kana)
Organization*1自衛隊中央病院外科, *2群馬大学医学部救急部, *3信州大学医学部第2生理学教室, *4登別厚生年金病院, *5千葉大学医学部救急部・集中治療部, *6日本医科大学麻酔科, *7帝京大学麻酔科
Journal循環制御
Volume11
Number2
Page203-229
Year/Month1990/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract小川(司会) 本日は誌上座談会「細菌性ショックを考える」のためお集まりいただきありがとう存じます. 私は日本医科大学麻酔科の小川ですが司会を務めさせていただきます. まず参加者の紹介をさせていただきます. 話題提供の順に, 自衛隊中央病院外科の石山賢先生, 群馬大学救急部の今井孝祐先生, 信州大学生理学の古山省三先生, 登別厚生年金病院外科の戸塚守夫先生, 千葉大学救急部の平沢博之先生, を紹介させていただきます. なお討論にはオブザーバの帝京大学麻酔科の岡田和夫先生が加わります. 座談会の中心課題は細菌性ショックに見られます高心拍出量状態に置き, 始めに簡単に話題提供をしていただき, 続いて討論に移りたいと存じます. 宜しくお願いいたします. まず発生機序について石山先生よりお願いいたします. 石山(自衛隊中央病院外科) 発生機序の前に細菌性ショックというのは一体どういうい病態を指すのかということを先ず考えてみたいと思います. 自分が経験しました数十例の, 細菌性ショックと診断したものを思い起こしてみますと, その病像が非常にさまざまであるということが一つの特徴だと思いました. 本文に「臨床的多様性」と書いておきました. 私はendotoxinの動物実験を行っていたものですから, endotoxinによる病態と臨床で見られる細菌性ショックとはどういう点で共通性があるのか, あるいは両者が違っている点があるのかということが出発点で考えると後者には種々な病像が混在している, と感じました.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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