Japanese
Titleセボフルレンの心・循環系への作用
Subtitle総説
Authors櫻谷憲彦*, 劔物修*
Authors(kana)
Organization*北海道大学医学部麻酔学講座
Journal循環制御
Volume11
Number2
Page231-238
Year/Month1990/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「緒言」セボフルレンは血液/ガス分配係数1), 脳組織/ガス分配係数2)がともにきわめて小さく, 既存の吸入麻酔薬に比べてもっとも麻酔の導入, 覚醒が迅速である3-5). 分類上ではハロゲン化エーテルに属するが, 刺激臭が軽微であるためにマスクによる急速導入が容易となり6,7), 麻酔深度の調節性にも富んでいる8). 外因性エピネフリンに対して安全性が高い5). ヒトの最小肺胞濃度minimum alveolar concentration(MAC)は1.71%, 有効麻酔濃度anesthetic effective dose95(AD95)は2.07%とされている9)が, これを上回る報告もある10). 化学的に安定で, 変化は少なく, 保存は容易である. 引火性はなく, 臨床的濃度では非可燃性である. 生体内代謝はエンフルレン, イソフルレンに比較するとやや多いが, ハロセンに比較すると少ない. わずかながら血中ふっ素イオン濃度の上昇と11,12), 尿中へのふっ素イオンの排泄がみられる11,13,14). また, ソーダライムとの反応による二次生成物が認められている. 従来の吸入麻酔薬と同程度に呼吸・循環系を抑制するが15), セボフルレンは心筋刺激伝導系のカテコラミンに対する感受性を高めない16-18).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】