Abstract | ASA(American Society of Anesthesiologists)と並んで伝統のあるIARS(International Anesthesia Research Society)の第64回総会が, 1990年3月9日から5日間ハワイ・ホノルルのシェラトン・ワイキキホテルで開催された. 日本からの発表は, 北海道大学から劒物教授と堂崎, 札幌医科大学, 信州大学および慈恵会医科大学から各1人位で他は留学先からの発表であった. 全体で演題が450題で約2000人が参加した. 3月9日(金), 20:00成田発のノースウエスト機で同日8:30ホノルル着. 気温は既に30℃近く, 常夏の島にやってきたという実感が湧いてきた. シェラトン・ワイキキホテルに直行したが, 折り悪く2〜3日前からのホテル従業員ストライキにぶつかり, チェックインからチェックアウトまで滞在期間中ずっとホテルの通常サービスは受けられなかったが, その分, 料金は20%割引された. 学会のほうは, 初日は登録だけで特に集まりはなく, 早々とサンセット・クルーズを楽しんだ. 3月10日(土), 6:00から毎朝イグジビション・プロダクト・セミナーと称して, 製薬会社や医療機器メーカーがスポンサーになり, 自社製品の宣伝を兼ねて, 朝食付きの教育講演を行う. サマータイムで1時間早いうえに朝6時というのは, 日本の感覚ではとても考えられないことだが, 欧米では当然のことのようである. |