Japanese
Titleコンダクタンスボリューム測定器
Subtitle機器紹介
Authors堀正二*, 是恒之宏*, 児玉和久**, 山本一博**
Authors(kana)
Organization*大阪大学第1内科, **大阪警察病院心臓センター
Journal循環制御
Volume11
Number3
Page393-395
Year/Month1990/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract心周期にともなう左心室容積変化は心機能評価の上で重要な因子の一つであり, 従来超音波クリスタル法, サーボポンプ, 心エコー法, R1アンギオグラフィー, 左室造影等が広く用いられてきた. しかし心エコー法はあくまでdimensionを測定し近似式より左室容積を求めているため正確には"volume"を求める方法とは言い難い. またR1アンギオグラフィーは複数の心拍の平均から容積を求めるため, 一心拍ごとの変化を求めることができない. 左室造影はDSAを使用することにより一回一回に使用する造影剤の量は減少したが, 総使用量の制限があるため, 経時的に左室容積を計測することは困難である. これらの方法に比し短時間に繰り返し左室容積の測定を可能にするため考案されたのがコンダクタンスカテーテルである. このカテーテルは左室容積が左室内インピーダンスの関数により求めることが可能であることに着目し開発されたものである1). 本文では簡単にコンダクタンスカテーテルにつき紹介する. まず測定原理について簡単に述べる. コンダクタンスカテーテルの先端には8極の電極が一定間隔に装着されており(図1), 大動脈弁を通して左室内に挿入し, 第7極目と第8極目の間に大動脈弁が位置するように留置する(図2).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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