Japanese
Titleイソフルレンとセボフルレンの違い, 特に循環動態に及ぼす影響について, 教えて下さい?
Subtitle質疑応答
Authors謝宗安*
Authors(kana)
Organization*帝京大学医学部附属溝口病院麻酔科
Journal循環制御
Volume11
Number3
Page396-398
Year/Month1990/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractイソフルレン(1965年Terellが合成, 以下I)とセボフルレン(1968年Reganが合成, 以下Sと略す)は, 最近国内で市販された吸入麻酔薬である. 特にSは日本で治験が行われ, 外国での研究が少なく, まだ広範な研究結果が得られていないが, 今までに報告されたデータのまとめをして答えとしたい. 「I」IとSの化学的性状の相違点を表にのせた. Iは代謝率が極めて低いこと, Sは血液/ガスと脂肪/ガスの分配係数が小さいことが, 特徴である. 「II 循環動態の比較」「1)血圧」両麻酔薬とも用量依存性に, 体血圧を低下させる. Iの血圧低下は, 主に体血管の拡張によるものであり, その他, 心筋抑制や交感神経緊張の低下も関与している. Sも血圧低下をおこし, その程度はIと同じ1),2)か, やや弱いとされる. 心疾患患者では, 両薬とも血圧の降下度が大きくなる. これはすでに内因性の交感神経緊張が大きく, 吸麻薬による抑制に対し, 十分な代償機転が働かないためとされる. 「2)心拍数と心拍変動」大多数の報告では, Iは心拍数を増加する(例 1.2MACで10-40%増加)と述べているが, 不変というものもみられる. これは血圧の低下した分だけ圧受容体反射が働き, 心拍数が増加するためとされる. 一方Sは臨床例では心拍数を変えないとする報告が多い. 動物実験の結果では, 心拍数は不変1),20), 徐脈, 頻脈化2)と大きく異った成績がでている.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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